占部 由美子(ピアノ)
幼少よりピアノを始め、福岡にて安浦規子、末永博子の各氏に師事。
東京藝術大学附属高校、同大学、大学院修了。故井口秋子、勝谷寿子、故田村宏の各氏に師事。在学中に安宅賞受賞。1982年、飯塚新人音楽コンクール第1位。
1984年に渡欧、ミュンヘン音楽大学のクラウス・シルデ氏の下でマイスタークラスを卒業。マルサラ(イタリア)、ホセ・イトゥルビ(スペイン)、GPA ダブリン(アイルランド)の国際ピアノコンクールにて入賞後、ドイツを拠点とする。
1988年よりミュンヘン音楽大学の器楽科伴奏(コレペティートル)を務め、アナ・チュマチェンコクラス(Vl.)等の優れた若い音楽家の育成を支えて来ている。
霧島国際音楽祭に於いての長年に渡る堤剛氏クラス(Vc.)の伴奏をはじめ、アフィニス夏の音楽祭、日本フルートコンヴェンション、ドイツに於いてはシュレースヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭、ミュンヘン国際音楽コンクールの公式伴奏を務める等、室内楽奏者として幅広く演奏活動を行っている。
2005年より日本音楽財団主催のコンサートシリーズ「Encounter with Stradivari」ヨーロッパ・ツアーにピアニストとして度々参加。
2006 年よりミュンヘン音楽大学教授。2011年よりドイツ / クローンベルク・弦楽アカデミーの公式ピアニストを務めている。室内楽パートナーとして、リサ・バティアシュヴィリ、アナ・チュマチェンコ、ヴェロニカ・エーベルレ、四方恭子、玉井菜採、景山誠治 (Vl.)、ヴァルター・ノータス、タチアナ・ヴァシリエヴァ、ウェン シン・ヤン(Vc.)、アンドラシュ・アドリアン、マクサンス・ラリュー(Fl.)等の著名な音楽家と数多く共演。
NAXOS、Traversières、Phii.harmonie 、AVIEよりCD をリリース。2013年、第21回福岡県文化賞受賞。 袋井市月見の里・室内楽セミナー講師。福岡アクロス弦楽合奏団メンバー。
草 冬香(ピアノ)
東京藝術大学、同大学院修士課程修了。ドイツ国立フライブルク音楽大学ディプロム課程およびソリスト課程をそれぞれ最優秀の成績で卒業、国家演奏家資格を取得。
第4回ローゼンストック国際ピアノコンクール第1位、第2回アルトゥール・レプティーエン国際ピアノコンクール第1位等受賞多数。
ブダペスト春の音楽祭、モーツァルト音楽祭、国内では軽井沢八月祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、ヴィオラスペース等に出演。ハンガリーラジオ、NHK-BSクラシック倶楽部、NHK-FMリサイタル・ノヴァ等出演。ソリストとしてニッポンシンフォニー、東京交響楽団等と共演。SWR(南西ドイツ放送局)において、バッハ・武満徹の作品等を録音。
ソロだけでなく、室内楽においても意欲的に活動し、特にヴィオラとのアンサンブルについては、今井信子氏、アントワン・タメスティら著名な演奏家から信頼を得て、共演を重ねている。今井氏による「ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス」では長年に渡り公式ピアニストを務め、経験を積んだ。ヴォルフラム・クリスト氏によるアカデミー(独)、The Great Mountain Music Festival(韓)での全ヴィオラクラス、いしかわミュージックアカデミー(ヴァイオリン)、また「東京国際ヴィオラコンクール」全4回において公式ピアニストを務めている。
東京藝術大学非常勤講師を経て、現在は洗足学園音楽大学非常勤講師を務め、後進の指導にも積極的に当たっている。
これまでに、杉本安子、渡部有子、小林仁、伊藤恵、ギルアド・ミショリの各氏に師事。